結婚して12年目の春、2022年に私たち家族は兵庫県から長野県へ移住することを決めました。
兵庫県での暮らしは、夫婦共に公務員という立場で働き、家族との時間も持てる楽しい生活でした。住まいは大阪のベットタウンとして栄えた街、電車で梅田や神戸にアクセスも良く、都会的な便利さを存分に感じることができました。
しかし、夫が思い描く豊かな人生とは「田舎で暮らす人生」でした。私が、魅力案内人になる過程において得た知識は、夫の人生の優先順位を明確にしたのです。夫婦共に人生の優先順位を認識し、家族で移住を実現させるまでの過程を、詳しくご説明します。
まず、魅力案内人についてですが、ここで言う魅力とは、アナタが本来持つ内面的・外見的な特徴のことを言います。アナタが持つ魅力を使って、アナタが思い描く豊かな人生を手に入れることを目的とし、アナタがまだ気付いていない魅力へご案内するのが魅力案内人です。
夫が魅力案内人の顧客になるまで
私たち夫婦は安定した職に就いていたものの、ゆくゆくは違うことをしたいとお互い漠然と思っていたのです。しかし、それが何なのかはわからない。きっと定年後の話だろうと、ぼちぼち考えるつもりでいました。しかし、私が心の勉強を始めてしばらく経った2021年の春、私の人生の優先順位が見えた瞬間が訪れました。
私の思い描く豊かな人生とは「自己実現している人生」だったのです。つまり、魅力案内人になることです。
人生の優先順位が明確に認識できた私は嬉しさのあまり、興奮冷めやらぬ様子で夫にその事を話しました。
そして「アナタの思い描く豊かな人生は何?」と問いかけました。夫は考え込み、答えがでない様子でした。私は人の魅力を案内したい訳ですから、よしきた!と言わんばかりに夫の魅力を輝かせることを始めたのです。
こうして、夫は魅力案内人の顧客第一号となりました。
夫の内面的魅力を見つめる/カラーセラピー
まずは、夫に内面的な魅力を知ってもらうため、カラーセラピーを行うことにしました。
カラーセラピーは、元々持っている内面的な魅力を見つめることができるので「何かに挑戦したい時」「一歩を踏み出したい時」はもちろん、「自分のことを知りたい」「自分の気持ちがわからない」時にも有効です。
どこかに行こうとした時に、現在地がわからなければ目的地への行き方がわからないように、自分自身の現状を知らなければアナタの思い描く豊かな人生への道のりがわからないからです。
さて、夫が持つ内面的な魅力とは何なのでしょうか。
夫にカラーカードを選んでもらうと、とにかく黄色、黄色、黄色。わかりやすいくらい黄色の印象が濃い診断結果となりました。
黄色を好む人は無邪気で周りをパッと明るくさせる魅力があります。好奇心旺盛でグループの中心になりやすく、アイディアマン。その反面、幼さ、飽き性、計画性に欠けるといったマイナスイメージがあります。
一言で言えば子供!
あーわかる。私も納得の結果でしたが、夫自身はハッとしたような表情で「俺は子供なのか…」と、何とも言えない表情。 詳しく話を聞いてみると、社会生活を送る中、また、様々な役割を担う中で、夫自身の認識としては、子供のような天真爛漫な魅力は出さないように生活をしていたとのこと。夫自身の現状を見つめた時に、黄色の魅力を意識的にはほぼ使えていない状態だったのです。
誰しも、社会生活を送る中で社会的責任を負うようになり、大人になろう、成長しようと意識していることと思います。夫も大人になろうと意識してのことだったのでしょう。でも、夫は黄色の魅力。つまり、無邪気で周りをパッと明るくさせたり、グループの中心となりアイディアをたくさん出せる素晴らしい魅力がある。使わないともったいない!
「アナタの魅力は黄色の魅力だから、より豊かな人生を手に入れるために、この内面的な魅力を積極的に使うと良いよ。」と、私は夫に伝えました。その瞬間、夫の表情がパッと晴れ、「俺は黄色なんだー。これで良いんだ!」ととても嬉しそうでした。
まるで、好きなおもちゃを買ってもらった子供のように、飛び跳ねんばかり。そうそう、それな!
そしてその勢いのまま「俺の思い描く豊かな人生は、田舎で暮らすことだ。」と人生の優先順位を認識したのでした。
このように、現状を把握すると、目的(アナタの思い描く豊かな人生)までの道のりがだんだんと見えてくるはずです。魅力は目的を実現させるための手段です。しっかりとアナタの魅力を見つめて、活かしていきましょう。
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